http://www.raredraft.com/watch?d=4djbm

1-1、他の色に惑わされずなにがなんでも2色デッキで、という自己課題の元
化膿ではなくマーカから。
1-2のたうつ苔犬、1-3敵への処罰とグルール決め打ちで行くことに決定。
1-4苔犬ピックのつもりがクリックミスで狼乗り、まあ苔犬2体も入れないか…
その後長槍・印加・クロールと無事にグルールのパーツが手に入る。

2-1、ちょっと重すぎるが他に欲しいものもないので赤始源体
冠角獣→殺戮角×2→湧血ゴブリンとここまでは順調。
しかしどうもこの辺りから暗雲が……、この後流れてきたのはでっかいワームと鱗剥ぎの捕食者のみ。

3-1、全然欲しいものがない…、インドリクでも良かったが速さ重視でドライアドの闘士を。
3-2、欲しいものどころかデッキに入るカードすらないって…。
3-3、序盤で決めきれるデッキになりそうもないのでマナ加速用の壁
3-4跳ね散らす凶漢、やっとまともなカードが。
その後大して役立つものはこず、終盤は赤緑のカードすらまともに流れてこない。


その結果がこちら↓


8:《山/Mountain》
7:《森/Forest》
2:《平地/Plains》
1:《セレズニアの導き石/Selesnya Cluestone》

1:《ドライアドの闘士/Dryad Militant》
1:《クロールの戦士/Kraul Warrior》
1:《暴動の長槍使い/Riot Piker》
1:《皮印のゴブリン/Skinbrand Goblin》
1:《斧折りの守護者/Axebane Guardian》
2:《殺戮角/Slaughterhorn》
1:《石載りのクロコダイル/Stonefare Crocodile》
1:《跳ね散らす凶漢/Splatter Thug》
1:《冠角獣/Crowned Ceratok》
1:《のたうつ苔犬/Thrashing Mossdog》
1:《瓦礫帯のマーカ/Rubblebelt Maaka》
1:《乱打角/Batterhorn》
1:《鎧の狼乗り/Armored Wolf-Rider》
1:《迷路の急襲者/Maze Rusher》
1:《破滅のワーム/Ruination Wurm》
1:《鱗剥ぎの捕食者/Ripscale Predator》
1:《溶鉄の始源体/Molten Primordial

1:《馬力充電/Dynacharge》
1:《武器への印加/Weapon Surge》
1:《植生噴出/Phytoburst》
1:《敵への処罰/Punish the Enemy》



グルール決め打ちで絶対に2色にするって言ってたのに、なんで狼乗りとセレ導石が入っているのかって??
それは単純に赤と緑のカードだけだと40枚にならないからだよHAHAHAHAHA


結果は詳しく書く気にもならず、1gameも取れず相手不在によるByeのみの1-2。

一体どこで方針転換すべきだったのか…。
上手い人ならGTCの終盤から黒に手を出し始めて、ジャンドに持っていけるのだろうか。
最悪RTRからゴルガリのカードに手を出すことはアタマに入れておかなきゃいけなかったんだろうなあ…。


今回のチケレア:なし

コメント

幸夢
2013年6月30日23:54

2色でまとめられれば、それに越した事はないのですが、
なかなか上手く行かないことが多いんですよね。

逆に2色にこだわりすぎると枚数が不足したり、
融通が利かないケースもあります・・・難しいです。

個人的にですが、1-1 化膿から、1-2 遠隔+不在、1-3 夜帷の憑依者、
1-4 迷路の滑空者、1-5 ディミーアのギルド門で青黒t緑と行きそうです。

やっぱり相手に直接関与できる除去があるのと無いのでは、
大きく違うかな・・・と思います。

youbun
2013年7月1日0:52

ここ数回なんとか5回中3回入賞で、勝ったのはグルール1グリクシス2という感じで
軽い色+重い色で重い方をタッチできる門入り3色はヘタな2色よりは強くなりますね

ただこの場合は2パック目がおそらくかなり不運だった方なので避けようが無さそう・・・
最後に黒タッチの方が少し目がありそうな気がするくらいでしょうか

量産型デラロサ
2013年7月1日16:10

>幸夢さん

考えすぎずに化膿から入って、ディミーア中心のピックが正解だったんでしょうね。
1-1、1-2というのは色については深く考えずただ強カードをピックしといた方が無難なのかな…。


>youbunさん
>軽い色+重い色で重い方をタッチできる門入り3色

おお、言われてみればタッチした結果組めるギルドにも軽い重いはあるのか。
そういう見方はあまりしてませんでした。
確かに重めのギルドの方がタッチとして後半で効果的なカードは多いですもんね。

まつがん
2013年7月1日18:39

マーカ→Far+Away→Haunter→3/5→ラクドスドレイクでディミーアピックにすると思います。

1-1 マーカと化膿はカードパワー的にほぼ同等で、単色な分マーカが上なイメージ。

1-2 マーカをとるとGive+Take、モア、化膿と早めに消えそうな緑軸のカードを下家方面に3枚も流すことになるので、ここの苔犬は下家方面に「緑を継続する動機」(下家がこの3枚のいずれを取ったにせよ、緑のカード2枚とったら緑の指向性を持ちます。それを意図的に作出するイメージ)にしてもらった方が無難です。ここでルーリク=サーとか流れてくるなら別ですが、苔犬程度であえて自分が緑に入る理由はなさそうです。カードパワーで遠隔不在でしょう。

1-3 主にPunishとHaunterとの2択ですが、ここでHaunterを拾っておくと黒軸を下家方面に対してセーブできる+PunishとFirstbladeで赤軸に誘導できるので2パック目のディミーアが(下家方面がボロスやグルールを取ることにより)期待できます。ここは青黒に踏み込んで損はないでしょう。

1-4 弱いパックなので3/5程度で文句なし。4/6と苔犬は引き続き下家方面の緑継続の動機にしてもらいましょう。

1-5 このラクドスドレイクで黒軸確定で文句なしですね。ソート的にはTithe Drinker抜けっぽい気がしなくもないですが、2パック目のイニシアティブはこちらにあるので問題ないでしょう。

1-6 2/3壁で黒軸をセーブ

1-7 青白門でエスパー強請への渡り

1-8 この風のドレイクはおいしい

1-9 黒門番カット、以下省略

 何が何でも2色というこだわりは良くなくて、2色を軸にタッチ1色が環境の平均値ですが、カードの出や運が良ければ純正2色が組める、くらいのイメージですね。

 序盤のピックでは「自分がどの色を軸として抑えるか」と、「下家に渡す色の軸(物語)」を同時に考えると、返しで良い思いができる確率が上がると思います。

量産型デラロサ
2013年7月1日19:23

>まつがんさん
おおお、実に丁寧な解説を有難うございます。

マーカ→遠隔不在というのは考えてもいませんでした。
でもそんなにもしっかりとした思考過程と根拠の下の選択なんですね。

正直、下家へのサインと誘導にもそこまで思考を張り巡らすものなのだと軽く驚愕してます。
現状自分は上からのサインを受け取って色を選ぶことすら四苦八苦している状態ですし。

ですがとても良い機会なので、いますぐそのような思考を実践できるとも思いませんが
ちょっと過去のピック譜ほじくりかえして、思考の練習してみようかな。


リンクさせて頂きました、よろしければ相互リンクして頂いてもよろしいでしょうか?
今後もまた宜しくお願いします。m(_ _)m

まつがん
2013年7月1日20:58

 上家は通常、上記のコメントで私が「下家のことを自分の利益のために誘導しようとしていること」からわかるように、下家側の自分のことを「都合よく振り回したい」程度にしか考えません。それにどんなに上家に奉仕したとしても、3パック目では(上家はもう残りのパックがなく、下家に媚びる必要がないので)簡単に裏切られる関係にあります。

 ですから上家のサインを読む、というのはかなり信頼のおけない考え方で、それよりはむしろ、

1:カードパワーを信頼する
2:下家方面(と、卓の色人数)の誘導を試みる(そして空いている色を作出する)

 のが無難かと思われます。そして1の方が2より10倍大切な、基本中の基本と言えます。

 1は簡単で、レアや強いアンコモンが流れてくるようならその色をやる、ということですね。上記のドラフトの1-2で遠隔+不在と苔犬の2択が選択肢に上がっていますが、正直この2枚では(マーカと化膿の場合とは異なり)古典的な10点満点の点数に換算して2点ほどの差があります。もちろんこのパックはレア抜けですから、もしかしたらミルコ=ヴォスクを上家が取っているかもしれませんが、それは全ての色について条件が同じ(緑のレアかもしれません)なので、結論から言うと「たとえ自分が1-1で何をとっていたとしても」、このパックで遠隔+不在を取らない選択肢は(カードパワーに従うならば)ほとんどありえません。これは渡辺雄也でも同じことを言うでしょう。

 「単色カードかカードパワーか?」はこの環境で常につきまとう難問ですが、私見では「単色のカードパワーの限界を超えたマルチカード」というのがあって、それをリストアップしておくことが大切です。遠隔不在、点火変化、へリックスなど、どう考えても単色カードより優先して取るだろうという一群が存在するのですね。この作業にはどうしても経験が必要になりますが(たとえばレアなどはどれくらい強いか使ってみないとわからないものも存在する)、大まかな基準として「5マナ以下で単純な1:1除去より強いもの」は大抵単色カードより強いです。コモンではTithe Drinkerが唯一それで、当落ラインぎりぎり手前に青緑のルートワラやザルタードルイドがいる感じですね。

 今回デラロサさんはどうしても2色がやりたいということで、単色カードの点数を上げ、1-1~1-3のカードをデッキに無駄なく組み込もうとしたのかもしれませんが、この環境であまりそれをやりすぎると自分の選択肢を狭め、カードの出に関わらず特定の2色をやることを早い段階で決める「決め打ち」になってしまう危険性があります。無論RTR×3のようなある程度色の強弱やセオリーがはっきりしている環境ならそれでも問題ないのですが、DGRのように異なる3パックで行われるドラフトでは、特定のコモンが必ず出るとは限らないため、結果的な正解は「そのときカードが噴いたギルドがどれか」に依存せざるをえず(つまり自分が決め打ちしたギルドがどれだけ空いていてもそのギルドのカードが出るかわからない)、カードパワーと卓人数(どの色を何人がやっているか)の軽視は明確に勝率に響きます。

 最序盤のピックの1つや2つは捨ててもいい覚悟で、「自分が最もデッキパワーの期待値が高いデッキが作れるギルドはどれなのか」をその時出たカードの組み合わせから冷静に取捨選択しましょう。これは「できるだけギルド決めの判断を遅らせよう」という意味ではなく、カードパワーとのバランスの問題ですね。したがって、もしギルドを決めても良いだけのレアやアンコモンを引いたらその色に「踏み込む」(決定ではないにせよ、ピックはその方針でとりあえず進める)のに躊躇うことはありません。その意味で、遠隔不在やへリックスなどは単色カードより上なのです。

まつがん
2013年7月1日20:58

(2000字でおさめろって怒られたので分割)

 またカードパワーを信頼するということは、「強いカードが流れてくる色をやる」=上家はその色をやっていない可能性が高い(あくまで蓋然性の問題ですが)ということなので、敷衍して上家の意思を結果的に読むことにつながりますね。今回のピックで言えば、1-2はレア抜けなのであまり参考になりませんが、対して1-3ではレア・アンコの2枚が抜けてHaunterが流れてきているので、このパックに入っていた3枚目のアンコモンがFar+Awayでない限り(蛇足ですがこのアンコソートはArmed+Dangerousぽいような……記憶違いかも)、上上家と上家は「あなたにHaunterを流したこと」は意識しているはずです。それはつまり「あなたがGTCでディミーアのカードを全てせき止めたとしても文句は言わない」ことの表明ともとれるのです。まあこれは大袈裟に過ぎますが、「少なくともその確率が上がった」と考えて良い場面です。Haunterにはそれだけの点数があります。そしてついでに、上のコメントで書いたように下家方面への黒のせき止めにもなるので、Haunterピックが正当化できるというわけです。ですが、一応言っておくとここでは1-2と違いPunishを取る人がいてもおかしくはない場面です。カードパワーにも大きな差はないですし、1-2が95:5くらいで遠隔不在だとしたら、1-3は70:30でHaunterくらいですかね。初手のマーカを前提にするなら、ここはまだ赤X、特にラクドス(遠隔不在もタッチなりで使えますし)を見てもいい場面と言えるので。

 ここで、もし遠隔不在→Haunterとピックしたならば、その後たとえ上家が青黒方面に舵を切っても、GTCでのイニシアティブと合わせて十分対抗できるデッキになりえます。この2枚はそれくらいカードパワーが高い。その場合、「上家のサイン」は無視してますが、結果として成功ドラフトになりうるわけですね。それが「カードパワーへの信頼」ということの意味です。


 さて、2についてですが、これは主にGTCで恩恵を受けるための技術ですね。GTCにはオルゾフ、ディミーア、グルール、ボロス、シミックという5つのギルドしかなく、したがって例えば1パック目で緑のカードを重点的に流すと、2パック目では緑軸のグルール・シミックのカードは枯れ、その他のギルドが比較的流れやすくなります。同様に黒を1パック目で絞っても、(こちらは「下家に参入されない限り」という条件がつきますが)オルゾフ・ディミーアの流れは良くなりますね。今回のピックではその両方を使用してディミーア・オルゾフの良い流れを意図的に作ることが可能そうだったので、なおさらFar+Away→Haunterというピックが正当化できそうだ、というお話でした。

 もちろん下家にも1・2パック目初手のレアやアンコモンがあるので、必ずしも誘導に乗ってくれるかはわかりませんが、例えば直接の下家に限らず、下下家や下下下家など、下家方面全体に「整合性のある物語」(今回ならばモアor化膿→苔犬→Punish→苔犬or4/6でしょうか)を与えることで、そのうちの誰かが誘導通りのピックをし、2パック目で自分に供給されるギルドの流れをコントロールすることはある程度可能です。もちろん1-9でモア・化膿・Give+Takeのいずれかが一周していたらこれは成立していませんでしたが、(カードパワー順に)きちんと全部消えたので2パック目の緑が枯れ、黒が安くなることが期待できたというわけですね。

 ですが、このドラフトはすごくわかりやすく黒が空いてたので簡単にこういう説明がつきますが、もっと難しいドラフトもあると思います。そうなったとき最後に頼れるのはやはりカードパワーですので、やはり2よりは1ということですね。

 リンク返させていただきました。自分もまだまだ未熟な身ながら思わず熱くなって偉そうに色々語ってしまいましたが、何かの参考になれば幸いです。

量産型デラロサ
2013年7月1日22:49

あ^~勉強になる~

まだ全部しっかりと読解させてもらってませんが、とりあえず謝辞を。
こんだけ熱く解説してもらえるだけでもDN始めた意味があるというもの。

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